“The multifaceted benefits of passive heat therapies for extending the healthspan: A comprehensive review with a focus on Finnish sauna” というサウナ療法の健康への効果に対する研究郡のメタアナリシスを実施した結果のまとめ的な文献がある。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23328940.2023.2300623
うつ病に関係しそうな章へのリンクは以下。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23328940.2023.2300623#d1e654
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23328940.2023.2300623#d1e802
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/23328940.2023.2300623#d1e875
結論としては週 4〜7 日のサウナ浴はうつ病予防や症状の改善に効果がみられる。他の温熱療法も効果があることが示唆されている (もう少しメタアタリシスに耐えるだけの研究の数が欲しいといったところ)。
他の疾患にも、特に高血圧の改善や循環器系疾患などに、有効なのでお勧めという結論なのだけど、死亡するような副作用もないわけではないので、注意しながら実施すべしとのこと。
所感としては、同様の結論を出しているメタアナリシスも豊富なので、内容はほぼこれで FA としてよさそう。その他の温熱療法の研究がもう少し増えてほしいけど。でも日本型の入浴も精神科領域の疾患にも良いという結論が遅かれ早かれ出そうな気がする。