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私は母におぶわれている。天気は大雨、荒れ模様。母は気に留める様子もなく、急な上り坂、下り坂、カーブでぐねぐね曲がった道を文句一つ言わずに歩く。

早送りがかかり、別の場面になる。

母は私に被さるような姿勢で、こちらを見ている。逆光がかかり、周囲は明るい。ちょうど、おむつを替えてもらっている赤ちゃんから見た視点に似ている。
暖かい光に包まれるなか、「子を守るのは母親の義務だから」と母は微笑んでいた。


また別の場面。
私はある親子の取材をしていた。
私は小3ぐらいの子供をお姫様だっこの形でひざにのせ、子供の後頭部を守るように手で支えていた。

親子は以前にも取材したことがあった。詳細は忘れたが、例えるなら日テレの世界仰天ニュースにありそうな、そんな感動話だった。

母親の方は明るめのオレンジがかった髪が肩までかかっていて、性格も見るからに陽気そうだった。
2回目の取材ということで、「テレビの反響すごくって、うちの息子に包丁を買ってあげたいって手紙がたくさん来たんですよぉ」とケラケラ笑っていた。何故包丁なのかはわからない。

途中で地域の信仰の話題となり、母親から「やっぱりうち(の地域)はコスタマリアですよ、ご存知ですよね、コスタマリア」と問いかけられる。さっぱりわからない。マリア？

聞くと、人間に憑依するタイプの土地神らしい。姿を模した仮装もするというので写真を見せてもらったが、なまはげのようにミノを被った人が写っていた。目の位置にはぽっかりと黒い穴が二つ、空いていた。
何でこれをコスタマリアと呼ぶのだろう。そんなことを考えていたら目が覚めた。
#夢日記