バイナンス、FTXが起こした17億6000万ドルの資産返還請求訴訟の棄却を要求
バイナンスは、FTXが起こした17億6000万ドルの資産返還請求訴訟について、「法的根拠に欠ける」として、裁判所に棄却を求めた。問題の取引は、2021年にFTXがバイナンスの株式を暗号資産(BNB、BUSD、FTT)で買い戻したもの。FTX側は、この取引が顧客資金の流用によるもので破産後に無効と主張し、さらにCZのX投稿がFTXからの大量出金を誘発したと責任を問うた。一方、バイナンス側は、投稿が事実に基づくものであり、取引後もFTXが16カ月間運営されていた点を挙げて反論し、米国での裁判権も否定した。訴訟はFTXの債権者11億ドル超の返済計画の一環で、5月30日に分配が開始される予定。
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